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「は? お見合いだあ?」 母親の一言に、コジローは目を丸くしながら間抜けな声をあげた。 「あんたも、そろそろいい年なんだから身を固めなくちゃねえ」 「か、勝手なこと言うなよババア」 「じゃあ、おめえ何だ。いい人でもいるってのか?」 箸で煮物をつついていた父親が、コジローを怒鳴りつける。 「いや、別に付き合ってるやつもいないけどさあ」 「いないならいいじゃない? ね、ね? あってみるだけでもさ」 「うーん……」 コジローは腕を組んで考えこむ。確かに、恋人も好きな相手もいない。 しかし、お見合いなんてことになったらあいつ等はどんな顔をするだろう。 脳裏に、室江高剣道部の生徒たちが浮かぶ。 「はあ、久々に手伝いに来いって言うから来たのに、こんなワナがあるとは……」 「いいじゃない。あんたも家族ができればフラフラした生活もできなくなるよ」 母親がカラカラと笑いながらコジローの肩を叩く。 「で、写真がコレなんだけど」 そう言って見合い写真を母親が取り出したが、コジローはそれを手で制した。 「いいよ、別に。会うだけなんだから興味ねえよ」 「ま、この子ったら相手に失礼じゃない」 プリプリ怒る母親を尻目に、コジローはやれやれと立ち上がった。 「じゃあ、俺はもう帰るわ。なんか疲れちまったし、見合いはあとで決まったら教えてくれよ」 「あいよ」 本当に疲れた、と1人こぼしながらコジローは家路につくのであった。 「というわけで、今度の土曜日は用事があるから休みにする。 各自、休みだからといって気を抜かないようにな」 「先生、用事ってなーにー」 放課後、剣道部でコジローが休みの連絡を部員に告げる。 それと同時に、サヤが余計な好奇心を働かせてめざとく突っ込んできた。 「用事は、その、用事だよ」 「なんでどもるんですか?」 ミヤミヤも、コジローの言葉から何かを察したようだ。 「いや、それは……まあ、なんつーか、親の都合でな。お見合いをすることになって」 「えぇぇぇぇぇ!」 部員一同がざわめく。 「お見合いって先生、あんた!」 あんたには、と言いかけてサヤは思わず隣のキリノを見た。 眉毛一つ動かさず、同様すら見せずいつも通りにニコニコとしてる。 なんで、あんたコジロー先生がお見合いしちゃうんだよ! とサヤは思わず叫びたくなった。 「いや、別にそのまま結婚するわけでも付き合うと決まったわけでもないしな」 コジローがしどろもどろになって、生徒たちに言い訳した。 「先生、相手の人ってどんな感じなんですか?」 ミヤミヤが鋭い眼光で睨みながら、コジローにたずねた。 「いや、じつは興味ないから見合い写真も見てないんだ」 「いい加減ですね。だったら、最初から断ればいいのに」 「まあ、親の手前もあるしなあ……そういうわけにもいかねえんだよ」 そんな会話を聞きながら、サヤは今にも爆発寸前といった感じでギリギリと歯軋りをしている。 キリノを見ると、相変わらずおだやかで、それがなおのことサヤの怒りに火をつけていた。 「じゃあ、アタシは先に帰りますね」 しかも、キリノは突然立ち上がるとそういって道場から出て行ってしまう。 きっと、傷ついてるんだわ……とサヤの怒りは頂点に達した。 「先生! あんたねえ!」 サヤはいてもたってもいられなくなり、大声で叫ぶとコジローの胸元をつかんだ。 「お、おいおいサヤ」 「あんたねえ、どこまで鈍感であの子のことを苦しめたら気が済むのよ!」 ボロボロと涙をこぼしながら、コジローの顔を平手で2、3発殴る。 「もう、バカバカバカバカバカ!」 そのまま、腕を放すとキリノーと叫んで先に出て行ったキリノの後を追っかけていってしまった。 「先生、お見合いうまく行くといいですね?」 ミヤミヤはどす黒い笑顔でコジローに竹刀を投げつけると、ダンとともに出て行ってしまう。 サトリは空気を察して、ミヤミヤの後をついていき、ユージとタマキまで呆れた顔で道場を出て行く。 最後に忍からケリが一発入り、コジローは1人道場に取り残された。 「なんだよ、別に俺だって見合いなんかやりたくねえよ」 誰もいない道場で、コジローは1人天井を見上げているのであった。 土曜日。料亭の席に座っているコジローの気持ちはまったく晴れていなかった。 お見合いなんてガラじゃない。それに……とサヤのセリフを反芻しながら、 コジローは剣道部に復帰したときのことを思いだしていた。 こんなときに、抱きついてきたキリノが頭から離れないなんて……俺ってヤツはなあ。 「おい、虎侍。なにくらい顔してんだ。 これから、すげえ美人さんがお前にわざわざ会いに来るんだぞ?」 「そうよ、こんなチャンスめったにないんだからね」 「うっせーよ……」 親に悪態をつくコジロー。 「すみません、遅くなりました」 そんな会話を続けていると、見合い相手の母親らしき着物姿の女性が座敷に姿を現した。 その女性を見て、またキリノの姿を思い浮かべてしまう。 正体の分からない罪悪感で、胃がチクチクと痛んだ。 「いえいえ、私たちも今来たとこですよ」 「じゃあ、娘を連れてきますから。ほら、入っておいで」 よし、どんな相手でも断ろう。コジローは腹を決めお茶を飲みながら入ってくる相手を見た。 「失礼します」 そして、相手の姿を確認するとお茶を吹き出した。 「千葉紀梨乃と申します。よろしくお願いします!」 「キ……キリノじゃねえか!」 「あれ?虎侍。本当に見合い写真確認しなかったのかい。バカだねえ」 とまどうコジローを見て、ニヤニヤと笑う母親。 「ど、どういうことなんだよ。これは。ドッキリか?」 「いやあ、先生。じつはこの間石田さんがウチに惣菜買いに来たときに いいお見合い相手がいないかって話になりましてね」 キリノの母親が、コジローに事情を説明しだす。 「それで、その話を聞いたウチの娘がアタシ、アタシがやるって聞かなくて」 「えへへへへへへ、ごめんなさい。でも、先生本当に見合い写真も見てなかったんすね」 「お前なあ……」 「じゃあ、後は若い2人に任せてあたしたちは退散しましょうか」 「オホホホ、そうですねえ」 「お、おい待てよ」 コジローの両親は、キリノの母親と一緒に部屋から出て行ってしまった。 「ええと、普段はどんなお仕事をされてるんでしょうか」 「知ってるだろ……お前なあ」 「いやあ、形だけでもお見合いっぽくしとかないとなあ、なんて」 ハア……とため息をついてコジローはキリノを見る。 「でも、まあ何だか安心しちまったよ」 「あたしもっすよ。先生、よっぽどお見合いしたくなかったんですね」 「別にそういうわけでもなかったんだけどな」 ニコニコと笑うキリノを見て、コジローは思わず彼女の頭をなでた。 「ま、ここの料理はうまいって話しだし、飯でも食べながら話でもするか?」 「はい! アタシ、ゆっくりコジロー先生と1日話してみたいなって思ってたんですよ」 こうしてコジローのお見合い騒動は幕を閉じた。 結局このお見合いがどうなったのかは……ご想像にお任せすることにしよう。
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109 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/17(木) 12 35 22 ID f5wsuP9+ 1年男子「すいません、剣道部顧問の石田先生ですよね? 部長さんについて聞きたいんですが」 コジロー「キ…千葉がどうかしたのか?」 一年男子「こないだ剣道部の試合見に行ったんですけど 俺、千葉先輩に憧れちゃって!」 コジロー「…む」 一年男子「彼氏とかいるんですかね?」 コジロー「いや、お前。千葉は…。 そうだ、突きとかしてくるし。においフェチだし。 やめといた方がいいぞ、うん」 一年男子「え~。そうなんですか~?」 コジロー「それに、彼氏はいないが、 多分だが…好きな男はいる…と思う」 ---数分後 キリノ「おはようございまーす! いま剣道場の前で男子とすれ違いましたけど、入部希望ですか?」 コジロー「ん?あ、ああ。政経の質問に来てたんだよ」 キリノ「ふーん」 その日の練習は。やけにつきー、つきー、されまくりましたとさ
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442 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/19(土) 00 28 56 ID pCTurZgq サヤ「ぶっちゃけ先生は、キリノのことどう思ってるんですか?」 コジロー「えっ!?」ドッキーン サヤ「ちょっ!?何、そのあからさまなうろたえぶりはっ!やっぱり・・・」 コジロー「ばっ!ばっか!!ちげーよ!別に何ともおもってないYO! あいつと俺は、教師と生徒、顧問と部員。それ以外にあるわけないだろ!」アセアセ キリノ「コジローせんせー・・・」ズーン コジロー サヤ「あっ!?」ドドッキーン キリノ「・・・・・・」 サヤ「違うのよ、キリノ!これはちょっと先生をからかってただけなのよ! 別に深い意味はないの!」 コジロー「あ、あぁそのとおりだ!サヤが唐突にあんなこと聞くもんだから、先生ちょっと困っちゃったぞ。 まったくこいつめぇー!ハハハ・・・」 キリノ「うぅ・・・」(T-T) コジロー サヤ「あっ・・・うぅ・・・」 コジロー「・・・・・・・・・。 ちっ、畜生っっ!!大好きだこの野郎ーーーー!!!」ドーン キリノ「だが断る」 コジロー サヤ「えぇーーー!!?」ガビーン
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358 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/28(月) 02 24 54 ID Cqgb5Cd6 どっちかって言うとこんなのがいいかな キリノ「サヤー、コジロー先生の様子見に行かない?」 サヤ「えっ…あたしはいーよ、一人で行きなよ」 キリノ「そんな事言わずにほらほらいっくよー」 サヤ「もー。」 ~~~ キリノ「コジロー先生~具合大丈夫かい?」 サヤ「先生って風邪ひきそうにないのにねぇ~」 コジロー「どういう意味だサヤ…げほっげほっ」 キリノ「あーもうサヤも余計な事言わない!」 サヤ「はいはい、で、おじや作るんでしょ?」 キリノ「そうそう、だからキッチン借りるね?サヤはその辺片してて」 サヤ「あいさっ!」 コジロー「すまんなキリノ、サヤ、変な物触るなよ…んげふっ、ごほっ」 サヤ「変な物なんてその辺に出しとく方が悪いでしょうに、ってひぃやああぁぁっ!」 キリノ「サヤ!どったの!?」 サヤ「ぱ、パパパ、パンツなんかほったらかしにしとくんじゃないわよこのダメ教師!」 コジロー「だから変な物触るなっつったのに…げほ、ごほ」 キリノ「あーもう、片すのもあたしがするからサヤは吹かないように見てて」 サヤ「まったく…」 コジロー「どっちがまったくだよ…ん゙、ん゙…キリノ。お前ももうちょっとサヤとまでは言わんが、少しは恥じらえよ」 キリノ「あたしゃお父さんやたっくんので見慣れてますから。干してるお洗濯物、まとめときますね?」 コジロー「すまんな…」 サヤ「あーーーーっ!!!」 キリノ「さ、サヤ、今度はなに!?」 サヤ「ごめんキリノ、先生、あたしちょっと用事思い出したんで帰るね、ホントごめん!」 キリノ「ちょ、ちょっとサヤ、用事って?」 コジロー「お、おい…」 サヤ「じゃっ、またねっ!(ばたん!)」 キリノ「行っちゃった… あれ、おじやちょうど煮えてるじゃん」 コジロー「大丈夫なのか?サヤは…」 キリノ「んー、いつもの発作じゃないですか?大丈夫でしょ。はい病人はそんな事気にせず座った座った」 ~~~ キリノ「ふー、ふー。…はいコジロー先生、あーんして?」 コジロー「…やめろ。流石に恥ず…」 キリノ「あーん、して?」 コジロー「…………あー」 キリノ「ほいっ」 コジロー「もご、もご …うまいな」 キリノ「えっへっへー、そうっすか?」 (入り口近くで予め開けておいたキッチン窓から、中の様子を伺いながら) サヤ「たく、もー。…Wで世話、焼かせないでよね」 どうでもいいけどこの二人にサヤ絡めるとなんかコジサヤっぽくなってしまうのは何でだろう
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コジローとは 二次チェッカー配信者の一人 基本的に口が悪いので視聴には注意が必要 実況していた頃は「乙女ゲーの人」「BLゲーの人」と呼ばれていたが、最近になり「クソゲーマイスター」の異名を得る ゲームプレイ中、この場面に合いそうだ、と思ったBGMを流す。 たまに漢字が読めなかったりするので、丁寧(ていねい)に教(おし)えてあげてほしい。 よく噛む。 ブラ(黒)を着けている。 身長180cm80kg(ピザ疑惑が後を絶たない) ビアンカとフローラどっちが好みかと聞かれると茶民の知らない第3派閥のブランカを選択した。 ブランカと言う茶民は知らないキャラクターが存在していた。流石、コジロー先輩マジ尊敬するっス コジローは「ブランカ派」である。 ツイッターなどで配信の予告をするが、予告通りに行われることは稀である。 視聴を楽しみにすると、裏切られることが多い。 立ち寄った際にフラリと見るぐらいの感覚が良い。 コジロー「8時にやるといったな!すまんありゃ嘘だ!」 度々チャットが下ネタで溢れるが、彼は下ネタはあまり好まない。 コジロー「きったねぇチャ民だぜ。」 主な配信内容 主にゲームの実況配信をする テレビゲームやチャ民に勧められたフリーゲームなど種類は様々である 要望を言えば、喜ぶかもしれない 学校であった怖い話(終了) ときめきメモリアル2(積) ときめきメモリアル3(メガネが怖すぎて積む) 喧嘩番長1、2(積) 金田一少年の事件簿~星見島の復讐鬼~(終了) ひぐらしのなく頃に(あまりの長さに発狂し詰みゲーに) アマガミ(棚町ルートを攻略中だったがおそらく忘れている) 名探偵コナン(終了) 俺の屍を越えて行け(終了) 金八先生~伝説の教壇に立て~(終了) 四八(仮)(終了) クロス探偵物語(現在進行系) トワイライトシンドローム(予定) 幻想水滸伝(予定) 7月24日~25日の「真夏の26時間配信」で、「ときめきメモリアル2」を実況配信。 26時間配信開始~朝8時ごろまでで1人攻略という攻略の遅さにチャ民唖然。 また、「午後1時に2時間だけ仮眠すると宣言して仮眠に入るが、起きたら午後8時だった」という大事件が起きた。 その後、チャ民へ謝罪しながら1時間だけときメモ配信を続ける。 結果は26時間かけて2人しか攻略できなかった。 「PC雑談事件(0814事件)」 2011年8月14日に茶民の良心を踏みにじった凄惨な事件である。 コジローのPCがクソスペックである事が発覚。普段は「う○こ」などと下ネタ連発の茶民もこの時ばかりは真面目なコメント。 茶民一団となってコジローの為を思い、PCが得意不得意関係なく各々の出来る限りの事を尽くしたのだ。 しかし、最後の最後になって「そういえば俺の親父、電気屋の店員だったわww」などど笑いながらコメント。 流石の茶民も笑いに変えることはできず、今までの温かい配信の空気とは打って変わり罵倒やヤジが飛び交う配信へ この事件を教訓とし茶民は今後一切PC談義をしない事を決定。罵倒の名言もあるので名言部分を参照。 BOTについて 外見 ポニーテール(アップしてるものでもよい) 着物(サラシがあるとなおよい。色、模様はなんでも可) 髪は黒(度合いはお任せ) 胸(大小不明。大きいのをサラシで隠してる?) ちょい釣り目(加減はお任せ) 左利き 靴は足袋など和風な物 目は普段は黒に近い色。怒ると赤くなる。 年齢は二十歳前後。 身長は基本自由。 雰囲気 外来物が苦手。 自分のことを褒められると照れる。 普段はクールだが少し天然。 動物は好きだが逃げられる。 足はラベンダーの香り。 強い。→強いがその強さがコンプレックス(未確定) 下ネタを言う人には冷たい視線を向ける。 武士に憧れており口調を真似ているが違和感がある。 8/22の配信でめでたく 「椿(tsubaki-bot)」 という名前に決定した botの絵を募集中である 吉田とは コジローが飼っているオカメインコである 「ぴゃぁ」しか言わない 名言 かめs ある日のチャ民の誤爆が元。 この短い三文字の中には「コジロー文章読むの噛みすぎなんだよクソが」という深く熱い意味が込められている。 \(m9)/ m9(^o^)/ 「コジローざまぁ」の意で使われることが多い。 あまりのコジローのダメっぷりに、「\(^o^)/かm9かどちらを使えばいいかわからない」というチャ民の発言の後、誕生した。 「真夏の26時間配信」閉会式では、他の配信者には「お疲れさまでした!」「8888」などのねぎらいの言葉が流れていたが、 コジローの番になると「\(m9)/」「m9(^o^)/」しか流れず、MCに笑われていた。 「えっ」\(えっ)/ 少数民族を話せるチャ民からでた挨拶「ヤッハ シム シーズ」。今度から配信の挨拶にしようと意気揚揚と言うコジローに対してチャ民が放った言葉「えっ」が一時の流行語に。 「えっ」は冷めた返しの様にも感じるが実はチャ民同志の息の合ったコミュニケーションに(コジローをたしなめる為)度々使われる暖かなコメントである。 ピザロー(類義語 デブロー) いわゆる中肉体系である。しかし茶民にとってはピザでありピザローである。このコメントもコジローに対する愛情表現で使われる。 コジローの名産はなんですか? 一度スルーされてしまった答えにくい質問だったがなぜかもう一度聞き返すというデジャブを引き起こす。その後名産を答えなかったコジローは茶民によって罵倒(愛のムチ)される。だがコジローはそれが嬉しい。 親父に聞けよクソが PCを購入したいというコジローの相談に、詳しい者は配信にあったPCを教えてあげたり、解らない者はGoogle先生で調べてあげたりと優しさに満ち満ちていた茶民達。しかしコジローの親父はPCの先生だった。その裏切られた激しい憎悪からゲームの攻略中に茶民から答えられた返事がこのコメントである。
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433 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/14(月) 08 44 29 ID GEdacA45 タヌキさんの中ではずっとキリノはチャイナってイメージだったらしい。 で、コジローのスト2での持ちキャラは春麗。 もう、何て言うか、できすぎだろうw 452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/14(月) 11 35 32 ID NDUVDdid 433 (厳密にはタヌキさんの日記参照) キリノ「おはようございまーす!」 コジロー「ぶほっ!な、何でまたそんなもん着てるんだよお前?」 キリノ「えー、先週からうちの高校制服が自由化になったじゃないですか…あっ、サヤ、おはよー」 サヤ「おっはよー」 コジロー「さ、サヤ…ここはソフト部じゃないぞ……」 サヤ「気にしない気にしない!」 ミヤミヤ「おはようございます」 コジロー「ミヤミヤ…お前までか……ゴルフ部じゃないんだってば…」 キリノ「まあまあ先生……で、どうっすか?」 コジロー「な、なにがだ?」 キリノ「皆の中で、どの格好が一番かわいいと思いました?」 コジロー「う、うむ…えっと……」 コジロー「お団子」 キリノ「にへへ…」 ――がばっ コジロー「……ッ!!夢、か…?」 コジロー「(ハァ……疲れてるのか、俺…)」 コジロー「顔でも、洗うか…」 ぱしゃぱしゃ、と言う洗面の音に混じって、ドアをノックする音。 ???「先生、おはようございまーす」 コジロー「ん?この声…いぃっ!?」 ―――窓の外に浮かんでいるのは、いつものポニーテールではなく……お団子のシルエット。
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「ごめんねっ!」 …たは。やっぱりダメだったかあ。 勝算が全く無かった訳じゃない。 キリノ先輩の…あの、ほんの時折にしか見せない寂しそうな目。 それが主に、誰に向けられての物なのか、俺は分かってたから。(いや、多分当人達以外、皆…か?) でもだからこそ、そういうキリノ先輩を愛おしく思ったのだし、 正直、あの人になら…勝てるんじゃないかな? という思いも、少しは…いや、無くはなかった。 けれども現実はこうで。 …その後、少し気まずくなるかも、って危惧してたキリノ先輩も今まで通り… 普通に声をかけてくれて、稽古に付き合ってくれる。 …逆に、そういう先輩の優しさが、今の自分には少し辛いのだけど。 「……何が、足りなかったのかなあ?」 部活の時間。竹刀を振りながら、自問自答する。 ――――いや、するまでもなく、答えは前から分かっていて、知っていた。 タマちゃんは勿論、ダンくんもミヤミヤも、両先輩方も、コジロー先生までもが持っていて、自分だけに欠けているそれが何か。 ……………”俺ならでは”、という物。 言葉にしてみればこんなに容易いことは無いのに、 持たない者にとってはこれほど得難い物はそうないんじゃないかな。 そんなふうに考えてしまう程に、今の自分からは遠い輝きだって実感がある。 …あぁ…もう今日は全然集中できないな。丁度いいや休憩時間だし、横になってしまおう。 床の上に仰向けになり、明かりが一瞬眩しくて手をかざすと、指の隙間から覗き込むキリノ先輩の姿が見えた。 「ユージくん、大丈夫~?」 ……やっぱり、キリノ先輩は全然変わらない。それが先輩の優しさだと言うのは十分頭で理解してる、けど。 告白したと言う事実や、いま抱えてるこの気持ちまで全てを一切合財”無かった事”にされるのは、きつい。 そのせいか少し拗ねた様な態度を取ってしまうのも…子供だな、俺は。 「……笑いに来たんすか?」 「んっ、何が?誰を?」 「俺、けっこう本気だったんすけど…」 「…あ!いやぁ、あれは…うん。でもあたし、他の接し方、できないからさ。てへへっ」 「分かってますよ、そんな事は…」 「ごめんね…」 最低だ。最低の最低に輪を掛けて最低だ。もう泣きたいとさえ思う。 なにを自分は、どんな権限で、何の罪も無いこの人に謝らせているんだろう? ……申し訳なくて、取り敢えず身体を起こす。その隣に、ちょこん、と座るキリノ先輩。 「あのね、あたしね? ……てっきりユージ君は、タマちゃんの事が好きだと思ってたから、まずそれに驚いちゃって」 「それは…」 ―――――やっぱり、そうなるのかな、とは自分でも思っては、いた。 タマちゃんの事は、好きだ。でもそれは”尊敬”や、”友達として”、或いは”幼馴染み”の性質を強く帯び過ぎていて… 今、目の前にいる人に寄せる想いのそれとは、確実に異なる。 ……そんな事だって、この気持ちを自覚して、初めて分かった事だ。 「…それは、みんなのカン違い、ですよ。そもそも…」 「そもそも?」 「…本当に好きなら、もっと早く告白してますよ、今みたいに」 「いま? ……あ~、そ、そうだねっ」 少し顔を赤らめて照れるキリノ先輩――――やっぱり俺は、この人が好きなんだ。なのに。 「…でもね、あたし、もしそうだったらいいな、ってちょっと思ってたんだけどね」 「それは…ご期待に添えなくて申し訳ないですけど…」 「あー、ううん、違うよ!そーいう事じゃなくて…うーん、なんて言うのかな」 …違う?少し困惑を覚える俺を尻目に、熱の入ったキリノ先輩が続ける。 「あたしね…もし、”そう”だったらユージ君、あたしと同じだなぁって…」 「キリノ先輩と俺が、同じ、ですか?」 「うん、そぉ…ユージ君は、その、今の話じゃ、友達としてだけど… 例えば、タマちゃんとずっと一緒に居て、楽しいっ!って時にね? その時がず~っと続くといいな、なんて考えた事はない?」 そんなの……無いわけがない。例えば、こんなにも自分の事が情けなく感じられる今この瞬間ですら… 友達としてでも、恋人としてでもないけど、ただの部の先輩と後輩として、こうしてキリノ先輩と話していられる。 そんな些細な事を、大切な事だって思い出させてくれたのも、キリノ先輩なのに。 「あたしはね、あたしは…その、コジロー先生のことが好き。なんだけど…」 「けど…何ですか?」 「気持ちを伝えるのがね…ちょっと、怖いの。こんなの初めてなんだけど… そういうの……今、ずっと一緒にいられて楽しい事や、うれしい事が、あたしが変な事したせいで、 ぱーんって弾けちゃって、もう戻って来ないかも知れないのが…… 弱虫だよねぇ、あたし。あはは」 ……今更そんな事を、初めての事のように語る先輩が、とてつもなく可愛く見えた。 ―――そんな事は、誰だって知ってる。コジロー先生がやる気を出す度に、日増しに笑顔になっていったキリノ先輩。 コジロー先生が学校を辞めちゃうかも知れないって時に、一人だけ真剣な顔して悩んでいたあの横顔。 正直、端から見るともう付き合ってない方が、おかしい二人。でもキリノ先輩は… ううん、こんな事を、自分を棚に上げて思うのもなんだけど、コジロー先生に突きの一つも差し上げたい気分だ。 「でも…だからね、そういう、弱いあたしだから、余計にね?わかっちゃうんだよぉ? そういう怖さを知ってるのに…あたしと同じなのに、怖がらずに、逃げずにあたしに伝えてくれたユージ君は偉いんだなぁって」 「俺、偉くなんか…無いっすよ、ホントに」 ……だって、こんなに、何も無い俺だから、キリノ先輩のほんの少しの寂しさを埋めてあげる事も出来ないんですよ? そんな俺の気持ちには一切構わず、再び熱の篭り出したキリノ先輩は、遠慮なしに俺の手を掴んで喋り始める。 そのテンションの上下動にリンクするかのように、キリノ先輩の小さい掌は、とても熱くなっている。 「偉いってば!だってあたしにそんな勇気があったら、もっと… それにね、言いそびれてたけど、勿論、あたしも嬉しかったんだよ? ちょお~っと、あたしの方に誤解もあったみたいだけどね?あはは」 「…そんな事…」 ――――――”勇気”。 俺はただ何も気付いてなかっただけなのに。 自分の事だけしか考えて無かったっていうのに。 この人は…そんな風に、俺の、あの告白を。見てて、受け入れてくれてたんだ。 自分を羞じる気持ちと共に、少しづつ、自分の手にもキリノ先輩の暖かさが移って行くのを感じる。 普段通りにされて辛かったんじゃない…俺は、それに甘えて駄々をこねてただけ、だな。 「だからね?そんなに…こんだけヘタレのあたしに、ちょっとでも勇気を分けてくれたユージ君がさ。 そりゃあ、今は迷ったり、傷付いたりしてるかも知れないけど… あんまり、落ち込んでちゃ駄目だよ?ね?」 ………震えてるのが、わかる。 繋いだ手から、キリノ先輩の心臓の音まで聞こえそうだった。 その言葉の意味。多分、先輩は心を…決めたんだと思う。 …と同時に、俺はここに到って、改めて、フラれた事を実感したのだけど… 何故か、嫌な気持ちは無くて、さわやかな気持ちでそれを受け入れられそうだった。 「先輩」 「なぁに?」 「…ありがとうございました」 「うん!ユージ君は、そういう素直な、今まで通りのユージ君が一番だよっ!」 上手く出来るかは分からないけど―――――ただ、俺らしく。やってみよう。 二人とも、立ち上がる。…休憩時間は、終わりだ。 「…一本、お願いしますっ!!」 「よぉしこいっ!」 ―――――いつか、この想いを、フッ切れる日まで。 [終]
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442 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 20 53 01 ID haaIYC5v ツインテ「剣道なんかやってて男がよってくるわけがーっ!!」 キリノ「よってくるけど…?」 ツインテ「へ?」 コジロー「キリノー腹減ったー」 キリノ「ホラ。あーはいはい今行きますよー」 コジロー「何してたんだよお前のコロッケだけが頼りなのに」 キリノ「すいませんってば。…今日は牡蠣フライがありますよ?」 コジロー「うほほーい」 ツインテ「( ゚д゚)」 白髪「…………」 ツインテ「け、剣道なんかやってて若い男がよってくるわけがなか」 白髪「(逃げたな…)」
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404 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/28(月) 18 20 32 ID GSD/uoc6 358の続きで、コジローの風邪をもらったきりのん キリノ「おっとっと?」 短髪「キリノなんか今日ふらふらしてない?大丈夫?」 キリノ「あっはっは大丈夫だよあたしがこれしきのことで…あら、ら?」 長髪「ちょっ、キリノ!?」 短髪「なんだこりゃ、すごい熱だわ。…保健室行くよ、ホラ」 キリノ「ん~大丈夫だってぇ~、あれ?みんなが3人いる…」 長髪「行きなさいっ!」 キリノ「ふぁ~ぃ~」 ~~~ サヤ「…と、言うわけでキリノは今日部活お休みだそうです」 コジロー「そうかそうか。アイツが学校で倒れるなんてよっぽどの事だな」 サヤ「うん…でもあの子、『自分は大丈夫だから部活おねがいね』って」 コジロー「そっか、アイツらしいな」 サヤ「うん、だから今日はあたしが部長っすよ!…ところで風邪、治ったんですか?」 コジロー「おぉ、お前等のお陰ですっかりな。…なんかこれじゃまるでキリノには俺が移したみたいだな」 サヤ「…そう思うんなら、お見舞い返しくらいしてもバチ当たりませんよね?」 コジロー「う~む、だがまぁ、生徒の風邪に家まで訪ねて行くというのもな…」 サヤ「保健室、行って下さい」 コジロー「はぁ?」 サヤ「いいから保健室!早くホラ行った行った!」 コジロー「お、おぉ…」 ~~~ コジロー「…失礼しまーす。…誰もいねーのか?不用心だな」 キリノ「ひゃっ、コジロー先生、なななんで保健室に?」 コジロー「なんか知らんがサヤにせっつかれてな…んで大丈夫かよ、具合は」 キリノ「うん、あたしは全然元気っすよ。元々何ともないのに、友達とかサヤが大げさだから…」 コジロー「そか。そりゃあ良かった。…俺がうつしたようなもんだしな」 キリノ「あはは、先生が責任感じるとこじゃないっすよー…そうだ。保健の先生居ないし、お茶でも淹れましょうか」 コジロー「おいおい勝手にンなこと…」 キリノ「だいじょーぶだいじょーぶ。よっこいしょっと。…お、おりょ、あらら?(くらっ)」 コジロー「(がし。)…おっとっと。お前まだ全然大丈夫じゃないじゃねーか。…病院行くか?」 キリノ「ゔ、え、えーと………病院、キライ…///」 コジロー「お前なー…まぁいいや。じゃあせめて家まで車で送ってやるよ。今日どうせ電車だろ?」 キリノ「えぇー、でもコジロー先生、剣道部は…?」 コジロー「後で戻って来るさ。大体、弱ってる時くらい甘えとけって。…それに。(お前にもしなんかあったら、俺がサヤに殺されかねんからな…)」 キリノ「…?」 ~~~ サヤ「ぶあっくしょん!ええいちくしょーめ!あああ、みんな素振りだよ素振り!」 ミヤ「ねぇ、ダンくん…サヤ先輩なんか今日は異常に厳しくない?」 ダン「なんかさっきちょっと泣いてたみたいだったぞ~」 サヤ「ほらそこ!ミヤミヤにダンくん、私語は慎みなさいっ!他の三人も気合が足りないよっ!」 一同『は、はーい;』 因みにこの話はその後微妙に 176にもつながるかもです。 コジロー痴漢冤罪の巻
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昼休みの教室。キリノは、クラスメイトの友人2人&サヤとお弁当をつまみつつ、 たわいもない会話をしていた。女子高生の話というのは、とりとめがないようだ。 最初はテストの話、そして恋の話……話のオチをつけぬまま話題は移り変わり、 議題はいつのまにか最近のコジローの話へとうつっていた。 「でも、キリノよかったね。コジロー先生だったらライバル少ないと思うよー。 唯一ライバルになりそうな吉河先生は、石橋先生の奥さんになっちゃったしね」 「え、やだなー。そういうんじゃないよー。でも、ライバルってわけじゃないけど コジロー先生かっこいいから、結構もてそうだよね……」 え、えええ。あんた、普段どんな目でコジロー先生見てんのよ……。 そりゃ、鎌崎の練習試合のときとか学校辞めちゃったときとか たまーーーーにかっこいいこともするけどさぁ……。美化しすぎじゃない? キリノが抱くコジローへの評価が過大評価すぎるような気がする、と サヤは心のなかで突っ込みを入れた。 「あー、でもコジロー先生。ウチの後輩からパンとかもらってるらしーよ」 「あー、1年のあの子! 積極的だよねー」 ショートカットの少女と、ロングヘアーの少女。キリノの親友2人が彼女をからかう。 「あー、それなら大丈夫だよ。コジロー先生は松本アナみたいなタイプが好みだから」 「……なんで知ってんの?」 「この間、バニ学の話題になったときに剣道部で男子の好みを聞いたんだよ~」 「コジロー先生の好みしか書いてないけど?」 キリノの机に入っていたマル秘キリノートを取り出して、サヤが読み上げた。 「コジロー先生の借金相手:ノブちゃん。コジロー先生の芸能人の好み:松本アナ。 コジロー先生の好きな揚げ物:コロッケ、メンチカツ、エビフライ。 最近、コジロー先生が聞いてるJPOP:for your shine 歌・沢宮エリナ……」 「サ、サヤ! いつの間にアタシのキリノート!」 「うわあ……コジロー先生のことばっかり書いてあるね」 「ストーカーか、アンタは」 「み、みんなちょっと酷いよー」 「まあ、この子の部屋ってシュミわるいしねー」 「ゲテモノ大好きだよねえ」 「言いたい放題だね……」 キリノを3人がからかっていると、見慣れない1年の女子が教室に入ってきた。 「あれ? ここにもいない」 「んあ、あの子誰だろ」 「あ! 彼女だよ。例のパンあげてる後輩」 「あの、すいませーん」 例の、と言われた少女がキリノのほうに近づいてきた。 「剣道部の人ですよね。コジロー先生見ませんでした?」 「ん、来てないよ?」 「そうですか……」 「どうしたのさ、いったい」 「あ、先輩。最近、コジロー先生お昼になるとすぐいなくなっちゃって パンもらってくれないんです。せっかく、高いパン買ってきたのに」 「あまりもんじゃなかったの?」 「最初はそうだったんですけど……」 少女は顔を赤らめて続ける。「えへへ、じゃあコジロー先生見かけたら教えてくださーい」 「ああ、わかったよ」 教室から少女が出て行った後、親友たちの視線がキリノに集中する。 クラスメイトもニヤニヤしながら、横目で見ているのだが当の本人は気づかない。 「ライバル……結構いそうじゃなーい」 「むむ~」 「が・ん・ば・れ!」 ポンポンと3人がキリノの肩を叩いてはげます。 クラスメイトたちは口元を押さえて、笑いをこらえていた。